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第6回定期演奏会

観客を夢の世界へ誘う 

  開演のベルとともに一瞬にして舞台が闇に包まれます。しん…と静まり返った会場に、上手のピンライトがエレクトーンを照らし出すと、壮大なパイプオルガンの音で第1部教会 の響き」が始まります。  オルガン演奏は大竹くみ氏。  オルガン(エレクトーン)演奏に続き「入祭唱」「フォーレの小ミサ」そして「ラシーヌ賛歌」を演奏しました。
  第2部はガラリと雰囲気を変えて、「金子みすゞ~その心のひだを求めて~」と題したステージ。下手のピンライトがピアノにあたると、繊細な優しい音色が会場を包みます。演奏者は野間春美氏。みすゞの詩が朗読され、その後を追うように歌が続きます。みすゞの透明な詩に作曲家三善晃と中田喜直の作品が交差します。

 場面は一転して、第3部は増田順平氏の編曲による「日本のむかしうた」。色とりどりの浴衣姿の団員の歌は、前半の〈静〉から〈動〉へと変わります。 坪井香野氏の桶胴 と 小学生の入谷香那子・早紀姉妹による踊りでわらべのかわいらしい世界を表現しました。
 この後団員が退場すると、客席に向けて指揮者古橋富士雄氏のリードで会場全体の合唱「小さな世界」が演奏されました。この間に団員は浴衣からドレスへと着替えスタンバイ。客席が頂点に盛り上がると、ピアノとエレクトーンの演奏で第4部へと導かれ、ミュージカルの世界の幕開けです。美しいドレスに着替えた団員は踊りながら舞台に登場します。ピアノの華やかで繊細なメロディーにエレクトーンのバリエーション豊かな音色は、いやが上にも聴いてくださる方々を夢の世界へと誘ってくれました。

 ( ご案内は ヤマハエレクトーンシティ渋谷コンサートニュース26号-2006年9月に「観客を夢の世界へ誘う」 と題して寄稿した文章をフォトギャラリーとともに再構成したものです。)

撮影:トライアングル